B-3 : 遷移金属元素を基軸とした物質合成・物性評価・機能開拓の最前線

Organizers:

Representative
・ 平井 大悟郎 名古屋大学
Correspondence
・ 平井 大悟郎 名古屋大学 [email protected]
Organizers
・ 山田 高広 東北大学
・ 長尾 全寛 名古屋大学
・ 吉田 紘行 北海道大学
・ 辻本 吉廣 物質•材料研究機構
・ 山浦 一成 物質•材料研究機構

Scope:

遷移金属化合物は、多様な化学結合に由来して様々な結晶構造や電子構造を有し、遷移金属元素の価電子の持つ電荷、スピン、軌道の自由度によって多様な物性や材料特性を示します。このため超伝導体、トポロジカル物質、半導体、熱電変換材料、磁性体、光学材料、触媒などの候補物質群として注目され、基礎研究から産業応用を目指した材料開発まで幅広い分野で研究が行われています。また、高圧、低温、非平衡条件下など、特殊な反応条件を利用して、これまでにない結晶構造や物性、機能を示す新しい物質や材料の開発が、酸化物、窒化物、ハロゲン化物、またそれらの複合アニオン化合物や金属間化合物などの多岐にわたる物質群を対象として精力的に進められています。
 本セッションでは、遷移金属化合物を主な対象として、特異な反応場を活用した新物質探索・材料開発、量子ビームや第一原理計算などを用いた最先端の測定技術や計算科学を駆使した材料開発や電子状態・物性発現機構の解明などの研究を中心的なテーマとします。これらに関連する固体化学、物性物理、応用物理、計算科学などの研究者が一堂に会し、最新の研究成果を発表し議論を交わすことで、分野横断的な研究の発展を促進します。

Topics:

1. 特異な反応場を活用した新物質合成
2. 最先端の測定技術
3. 結晶構造と物性・機能
4. 計算科学を活用した物質開発と物性解明
5. 特異な電子状態と機能の開拓