終了致しました
日本MRS(The Materials Research Society of Japan, MRS-J)は1989 年3 月に材料に関する 横断的・学際的な学術研究会として発足以来、学術シンポジウムや研究会の開催により、物質や材料に関わる様々な課題の解決や科学技術の発展に寄与して来ておりますが、去る平成25年4月1日に「一般社団法人 日本MRS」への移行を行い、新たな段階へ進むこととなりました。 今後、日本MRSは、先進材料に関する開発活動への貢献を更に増進させる所存でありますが、法人化に伴う新たな取組の1つとして、材料研究や開発に関する定期的な講演会を執り行う運 びとなりました。この度は、その第2回として「自動車材料技術の最新動向 ~機能材料~」と題しました講演会を開催致します。
昨今、自動車の環境への影響が注目されており、自動車各社は従来から取り組んで来た排ガス浄化技術に加え、様々なCO2 排出量低減技術や燃費向上技術の開発に取り組んでいます。具体的な例としては内燃機関や動力伝達システムの効率向上や電動技術、更には車両の軽量化等があります。これ等の技術を進化させるためには材料技術が非常に重要で、高い目標値を達成 するためには高度な専門性を必要とする研究の加速が求められており、様々な場で産学官連携による取組が進められています。本講演会においては機能材料の代表例として燃料電池、2次電池、排ガス触媒を取り上げ、自動車用材料からのニーズとシーズ両面からの研究動向の概要と将来動向について紹介します。