奨励賞実施要綱:若手奨励賞について

奨励賞選考細則

  • 奨励賞選考委員会
    • 奨励賞選考委員会は、本会の年次大会を構成する各シンポジウムのオーガナイザーから推薦された選考委員(各シンポジウム毎に3名以上)と、理事会から推薦された委員長ならびに副委員長各1名から構成される。
    • 選考委員の推薦方法は各シンポジウムオーガナイザーに委任する。ただし、選考委員は当該分野に見識のある研究者とする。選考委員会は、推薦リストをもとに選考委員を委嘱する。
    • 個々の選考委員が、どの講演を評価するかの割り振りは、シンポジウム毎に決める選考委員主査に委任する。
    • 選考委員は、奨励賞規定ならびに本細則に従って、当該シンポジウムで発表された表彰候補発表(口頭発表あるいはポスター発表)について評価を行い、シンポジウム終了後、速やかに評価結果を選考委員主査に報告する。
    • 選考委員主査は、シンポジウム終了後、所定期間内に、インターネットの集計フォーム(以下、WEBシステムと称する)により、下記の4.選考手順に定められた所定の事項を選考委員会委員長に報告する。
    • 選考委員会委員長は評価結果をとりまとめ、理事会に報告する。
  • 受賞者の数
    • 奨励賞選考委員会は、各シンポジウム毎に表彰候補者の数の10%程度を受賞者候補者として選び、理事会に推薦する。
  • 評価項目:以下の5つの項目について評価する
    • 理解度:内容を十分に理解しているか?質疑応答が適切になされているか?
    • 発表あるいは説明の態度:聴講者に内容を的確に説明しているか?
    • 発表あるいはポスターの構成・表現:見やすいか?よく整理されているか?
    • 研究内容:十分に考察されているか?
    • 総合:総合的に見て、優秀な発表であるか?
    上記の項目について、
    選考委員毎に4段階で絶対評価(4:非常に優れる、3:優れる、2:普通、1:努力を要する)する。
  • 選考手順
    • 各シンポジウム毎に選考委員の中から選考委員主査を選出する。
    • 専門性に配慮し、1つの表彰対象論文に対し、選考委員(3名以上)を選定する。
    • 選考委員が共著の論文は、当該委員は評価できない。その場合、専門性を考慮し、やむをえず代替の選考委員が充当できない場合は、他2名の選考委員の評価平均点を評価点として加算する。
    • 3名以上の委員の評点の合計点等をもとに、各シンポジウム毎に受賞候補者の推薦順位を決定し、主査はWEBシステムを用いて選考委員会委員長に報告する。その際、所定の事項【選考委員の氏名(3名以上)、審査を行った講演の総数、各選考委員の評価結果、推薦順を付した受賞候補者リスト(必要に応じて選考理由を付すこと)】を、WEBシステムを用いて選考委員会委員長に報告する。
  • 理事会での審議
    • 理事会は選考委員会に審議を委任することができる。
  • 受賞者の掲示、表彰などについては原則として以下の通りとする。
    • 受賞者を、年次大会終了後概ね1ヶ月以内に決定し、本人に通知すると同時に「日本MRSニュース」などに公示する。
    • 賞の授与は郵送により行う。 ただし、この項は本会の学術講演会の運営日程に従い、予告なく変更することができる。
  • 本細則は理事会の承認を経て改定することができる。