先導的スマートインターフェースの確立
★12月10日
MRS-J / E-MRS ジョイントセッション
Organizers:
Scope:
バイオインターフェース(バイオ分子とマテリアルの界面)は、再生医療用材料、手術用機器、人工臓器、薬物送達用担体、センサー材料、DNA・プロテインチップなどのあらゆる医療デバイスで存在する。このインターフェイスこそがデバイスの機能性発現に大きな役割を果たしている。現在、バイオインターフェイスをナノ・マイクロレベルで理解・制御し、新たな機能を開発することが最重要な課題である。バイオインターフェースを形成する材料は、タンパク質・核酸・多糖類などの生体高分子、液晶や両親媒性分子、コロイドなど、大きな内部自由度を特徴とする物質が多く、外部からの刺激によって構造や性質が大きく変化するソフトな動的界面(ソフト界面)をもつことが特徴であるが、その複雑さゆえ、しばしば従来の知識では理解できない不思議な現象がみられる。バイオインターフェースの理解を深めるためには物理、化学、生物といった分野融合型研究の推進が不可欠である。
本セッションにおいては、バイオインターフェイスやソフトインターフェース、さらに生体から学ぶバイオミメティクス材料のインターフェースなどに代表される各種インターフェースに着目し、物理、化学、生物等の観点から機能性界面(スマートインターフェース)に関する先導的な研究発表を公募し、深遠な議論をおこないたい。
Topics:
1.バイオインターフェース
2.ソフトインターフェース
3.機能性界面
4.バイオミメティクス