シンポジウム & プログラム

N : 自己組織化材料とその機能XVI

Organizers:

Representative
・ 桑折 道済 千葉大学
Correspondence
・ 檜垣 勇次 大分大学 [email protected]
・ 増田 造 東京大学 [email protected]
Co-Organizers
・ 前田 瑞夫 理化学研究所
・ 長崎 幸夫 筑波大学
・ 高井 まどか 東京大学
・ 高原 淳 九州大学
・ 菊池 明彦 東京理科大学
・ 三浦 佳子 九州大学
・ 芹澤 武 東京工業大学
・ 岩﨑 泰彦 関西大学
・ 星野 友 九州大学
・ 藤井 秀司 大阪工業大学
・ 鈴木 大介 信州大学
・ 山本 拓矢 北海道大学
・ 遊佐 真一 兵庫県立大学
・ 吉本 敬太郎 東京大学
・ 岸村 顕広 九州大学
・ 松村 和明 北陸先端科学技術大学院大学
・ 高橋 宏信 東京女子医科大学
・ 柴田 裕史 千葉工業大学
・ 中路 正 富山大学
・ 澤田 敏樹 東京工業大学
・ 石原 量 順天堂大学
・ 北山 雄己哉 大阪府立大学
・ 中西 淳 物質・材料研究機構
・ 上村 真生 東京理科大学
・ 冨田 峻介 産業技術総合研究所
・ 吉冨 徹 物質・材料研究機構

Scope:

自己組織化を利用した機能性有機・無機分子、高分子および生体分子を基体とする高度な組織体の構築とその機能化は、大きな学問・研究の潮流へと発展し、今や欠くことのできない研究分野として重要視され、さらなる発展が期待されている。プログラムされた自己組織化プロセスは、無駄なエネルギーや複雑な操作を必要とせず、ナノスケール、メソスケール、あるいは、階層的に精密制御された組織構造の構築を可能とする。自己組織化プロセスにおいては、水素結合、静電的、π−πあるいはファンデルワールス相互作用のような非共有結合性の相互作用、エントロピー的な相互作用が重要な役割を果たし、近年では、静的な安定構造の構築にとどまらず、生命体のような自律運動性や自己修復性の発現にまで発展している。構築された組織構造は、光学材料、電子材料、ナノ加工、触媒、生体材料などに応用できるものと期待される。従って、自己組織化材料は、最先端の材料科学や革新的なナノ材料作製技術に直結すると言える。本セッションでは、i) 有機薄膜(自己組織化膜、LB膜、多層構造など)、ii) バイオミネラリゼーション、iii) 有機・無機分子、高分子、ブロック共重合体、生体分子からなる超分子集合体および超分子システム、iv) ゲルおよび液晶、v) ナノおよびメソポーラス材料、vi) 有機/無機ナノ複合材料、さらには、それらの材料の光学・電子・化学・生体機能などを取り上げる。有機系、無機系、生物系、またはその複合・集積系における自己組織化現象に関する新材料・構造体の創製、それらの構造と機能の解明等の広範な研究を対象とする。様々な学会で活動し、次代を担う同分野の研究者と将来性に富む学生間の交流を推進することで、当分野の一層の展開と深化を図りたいと考えている。

Topics:

1. 分子組織膜
2. バイオミネラリゼーション
3. 超分子組織体(有機・無機分子、高分子、ブロック共重合体、生体分子)
4. ゲルおよび液晶
5. ナノおよびメソポーラス材料
6. 有機/無機ナノコンポジット材料