シンポジウム & プログラム

F : イオンビームを利用した革新的材料創製

Organizers:

Representative
・ 雨倉 宏 物質・材料研究機構
Correspondence
・ 安田 和弘 九州大学 [email protected]
Co-Organizers
・ 青木 学聡 名古屋大学
・ 馬場 恒明 株式会社山王
・ 伊藤 久義 量子科学技術研究開発機構
・ 岸本 直樹 物質・材料研究機構
・ 小林 知洋 理化学研究所
・ 中尾 節男 産総研
・ 西川 宏之 芝浦工業大学
・ 阿保 智 大阪大学
・ 鈴木 耕拓 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター
・ Chen Feng Shandong University
・ Chu Paul K City University of Hong Kong
・ ILA Daryush FSU
・ Ensinger Wolfgang Technical University Darmstadt

Scope:

イオンビームを利用したプロセスは、この半世紀に亘り著しい発展を遂げてきており、この技術は、新材料合成、表面改質、組織・形状制御、表面分析等、材料科学の分野で広く利用されてきた。近年、地球環境問題の観点から、エネルギーの高効率利用、省エネルギープロセス、低環境負荷のシステム等の開発が求められており、これらを支える新規材料の開発への要求が高まっており、これまでに増して、材料科学の分野において、イオンビームを利用した技術の重要性は増してゆくものと期待される。そこで、本シンポジウムでは、イオン工学的手法を用いた、新材料合成、表面改質、組織制御の研究、あるいは新しいイオンビーム利用技術等を対象とし、革新的な材料技術を志向する研究発表を募り、横断的・学際的交流を通じて、ブレークスルーを探索したい。

Topics:

1. イオン-固体相互作用
2. ナノ構造の形成・改質
3. 材料特性の改質・制御
4. クラスターイオン、高速重イオン、高価数イオン, etc
5. プラズマイオン注入、スパッタリング、プラズマ利用材料改質
6. 高分子・生体材料の改質

招待講演:

1. Isabelle Monnet (CIMAP, CEA-CNRS-ENSICAEN-Normandy University, France)
"Investigations of structural and chemical order in III-N semiconductors irradiated by swift heavy ions"
2. Daryush Ila (Fayetteville State University (FSU), USA)
"Ion beam Induced Phase Change in Carbon using Raman Spectroscopy and XPS"
3. Yang Tan (Shandong University, China)
"Defects enhance antibacterical activity of XS2 (X=Mo, W) nanosheets"
4. 岩瀬彰宏 (若狭湾エネルギー研究センター)
"若狭湾エネルギー研究センターにおけるイオンビームを使った研究の現状と展望"
5. 阿保 智 (大阪大学)
"150kV集束イオンビームを用いたイオン散乱法による非破壊分析技術"
6. 鈴木耕拓 (若狭湾エネルギー研究センター)
"大気および高深さ分解能システムを用いた軽元素のイオンビーム分析"
7. Alexey Remnev (ITAC Ltd.)
"Sharpening by energetic ion bombardment: review and novel industrial applications"