シンポジウム & プログラム

D : 生体模倣デバイスを目指す有機イオントロニクス

Organizers:

Representative
・ 金藤 敬一 大阪工業大学
Correspondence
・ 小野田 光宜 兵庫県立大学 [email protected]
Co-Organizers
・ 宇戸 禎仁 大阪工業大学
・ 梶井 博武 大阪大学
・ 高嶋 授 九州工業大学
・ 中山 敬三 近畿大学
・ 長谷川 有貴 埼玉大学
・ 馬場 暁 新潟大学
・ パンディー(Pandey) シャム スディル(Shyam Sudhir) 九州工業大学
・ 福田 武司 埼玉大学
・ 藤井 彰彦 大阪大学
・ 小池 一歩 大阪工業大学
・ 大澤 利幸 大阪工業大学
・ 永松 秀一 九州工業大学
・ 藤井 雅治 愛媛大学

Scope:

今、産業界ではHard and Dry Technologyから Soft and Wet Technologyへのパラダイムシフトが起こっている。即ち、重厚長大あるいはシリコン半導体産業から、人工知能や生命科学への技術転移である。勿論、Hard and Wet技術は、今後も不可欠な技術であるが、先端技術および産業のウェイトがSoft and Wet Technologyに移りつつあることである。Hard and Dry の主な材料はシリコをはじめとする無機半導体でその機能を担うのが電子であるが、Soft and Wetの材料は有機材料であり、その機能を担うのがイオンと電子である。
 これまで有機イオントロニクスを主題とする本シンポジュウムを数年開催して多大な関心と興味を惹いてきた。即ち、本セッションが人間親和性、環境・エネルギー問題を解決する未来技術の一翼を担う重要な科学技術と認識し、継続して開催することとした。
 本シンポジウムでは有機イオントロニクスの範疇で、特に、生体模倣デバイス、例えば、酵素センサーに代表されるバイオデバイス、ニューラルネット、シナプス素子、および人工筋肉などのトピックスに重点を置く。また、本シンポジュウムでは, 有機イオントロニクスに興味を持っている研究者に, 打ち解けて親しみやすい雰囲気でともに肩を並べ, 技術情報や経験などの意見交換をする機会を提供することにある。

Topics:

1.有機イオントロニクス
(電気化学発光素子, 電気化学トランジスタ, エレクトロアクティブ材料などの電気化学デバイス)

2.環境エネルギー
(太陽電池, バイオ燃料電池、蓄電デバイスなどのエネルギー変換素子)

3.有機デバイス
(プリンテッドエレクトロニクス、有機無機ハイブリッド素子、有機光電変換素子など)

4.バイオデバイス
(バイオセンサー、酵素センサー、ニューラルネット、シナプス素子、人工筋肉など生体模倣デバイス)

5.有機ナノテクノロジー
(薄膜作成技術、新奇有機材料、モルフォロジー制御など)"