シンポジウム & プログラム

C-2 自己組織化材料とその機能XIV

Organizers:

Representative
・ 山中 正道 静岡大学
Correspondence
・ 矢貝 史樹 千葉大学 [email protected]
・ 中西 尚志 物質・材料研究機構 [email protected]
Co-Organizers
・ 加藤 隆史 東京大学
・ 下嶋 敦 早稲田大学
・ 長田 実 物質・材料研究機構
・ 吉尾 正史 東京大学
・ 早川 晃鏡 東京工業大学
・ 宮元 展義 福岡工業大学
・ 高口 豊 岡山大学
・ 籔内 一博 中部大学
・ 木俣 光正 山形大学
・ 永野 修作 名古屋大学

Scope:

自己組織化を利用した機能性有機・無機分子、高分子および生体分子を基体とする高度な組織体の構築とその機能化は、大きな学問・研究の潮流へと発展し、今や欠くことのできない研究分野として重要視され、さらなる発展が期待されている。プログラムされた自己組織化プロセスを利用することにより、無駄なエネルギーや複雑な操作を必要とせず、ナノスケール、メソスケール、あるいは、階層的な精密構造制御された組織構造の構築が可能となる。安定な自己組織化構造の構築においては、水素結合、静電的、π?πやファンデルワールス相互作用のような非共有結合性の相互作用が重要な役割を果たす。構築された組織構造は光学材料、電子材料、ナノ加工、触媒、生体材料などに応用できるものと期待される。従って、自己組織化材料は、最先端の材料科学や革新的なナノ材料作製技術に直結すると言える。本セッションでは、i) 有機薄膜(自己組織化膜、LB膜、多層構造など)、ii) バイオミネラリゼーション、iii) 有機・無機分子、高分子、ブロック共重合体、生体分子からなる超分子集合体および超分子システム、iv) ゲルおよび液晶、v) ナノおよびメソポーラス材料、vi) 有機/無機ナノ複合材料、さらには、それらの材料の光学・電子・化学・生体機能などを取り上げる。有機系、無機系、生物系、またはその複合・集積系における自己組織化現象に関する新材料・構造体の創製、それらの構造と機能の解明等の広範な研究を対象とする。様々な学会で活動し、次代を担う同分野の研究者と将来性に富む学生間の交流を推進することで、当分野の一層の展開と深化を図りたいと考えている。

Topics:

1. 分子組織膜
2. バイオミネラリゼーション
3. 超分子組織体(有機・無機分子、高分子、ブロック共重合体、生体分子)
4. ゲルおよび液晶
5. ナノおよびメソポーラス材料
6. 有機/無機ナノコンポジット材料