シンポジウム & プログラム

C-1 フラーレンとカーボンナノマテリアル研究の最前線

Organizers:

Representative
・ 青木 伸之 千葉大学
Correspondence
・ 青木 伸之 千葉大学 [email protected]
・ 緒方 啓典 法政大学 [email protected]
Co-Organizers
・ 若原 孝次 独立行政法人物質・材料研究機構
・ 安藤 寿浩 独立行政法人物質・材料研究機構
・ 橘 勝 横浜市立大学
・ 中村 成夫 日本医科大学

Scope:

1985年のフラーレンの発見以来、フラーレンの物性研究は断続的に続けられてきており、最近においてもフラーレンナノウィスカー(FNW)やフラーレンナノチューブ(FNT)、フラーレンナノシート(FNS)といった多様な構造的特徴に加え、圧力印加ならびに光や電子線の照射による重合化現象もその物性制御のための研究対象となってきている。フラーレンは一般的にn型半導体特性を示し、n型の有機半導体の中では比較的高い移動度を示すことから、その誘導体は有機薄膜太陽電池の中では必須の材料となっている。その中でも、FNWやFNTは、トランジスタ、光センサー、化学センサー、太陽電池などの半導体デバイス、セラミックスとの複合による光触媒、超伝導線材、電界放出素子、燃料電池電極、超伝導線材など広い応用研究への応用が期待され、その毒性評価も含めて研究が進められている。このような背景から、本シンポジウムでは、広範囲に及ぶフラーレンの基礎と応用に対する研究の新展開についての発表の場を提供するとともに、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンナノウォール、マリモカーボン等をも含めた先進ナノカーボン系新材料の研究の有意義な討論の場を設ける。

Topics:

1. フラーレン
2. フラーレンナノウィスカー
3. フラーレンナノシート
4. カーボンナノチューブ
5. グラフェン